離れのある、息子夫婦が帰省したくなる家
これが今回のご要望だった。やっと定年を迎えたご夫婦が、第2の人生の場として建築を計画。本家としての役目を果たしながら、老後も心豊かに安心して暮らせる住まい。山中の旅館を思わせる離れのあるこの家は、普段は自分たちの今ある暮らしを楽しみ、息子夫婦が帰省した時は楽しみが2倍に広がる遊び心いっぱいの家になりました。全室南向きで日当たりと風通しは申し分ない。メインのリビングは存在感のあるテーブルを中心に、多目的に使える広さと落ち着ける畳コーナーと2面性を持ち合わせている。床はすべて30mm厚の無垢板で10年後が楽しみな柿渋仕上げ。渡り廊下を抜けると離れがあり、トイレや洗面所、お風呂も整っているのでお嫁さんも気兼ねなく旅行気分で帰省することができる。家創りとは完成までのワクワク感はもちろんだが、住み始めて感じる”楽しさ”が一番大切ではないだろうか。
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